包括申請時のドローン機体追加基準の入力方法

DIPSでは、入力した飛行理由と飛行させる機体の内容から必要な追加基準が自動で表示されます。

申請書の作成で機体を選択する際、追加基準ボタンを押してください。追加基準
※国土交通省DIPS申請画面より抜粋

ここでは、DJI MAVIC AIR2Sを例に上げて説明していますが、DJIの機体でプロペラガード装着可能な機体及び飛行中ドローンに装着されたカメラによる地上でモニター出来る機体は全て該当します。

DJIホームページ掲載機


DJI MAVIC AIR2Sの場合は、以下の追加基準の入力が必要になります。

C1

飛行理由を「③人口集中地区の上空」「⑥人・物から30m以内の飛行」とした場合、C(人または家屋の密集している地域の上空における飛行、地上または水上の人または物件との間に所定の距離を保てない飛行)、または、C1(Cと同じ。ただし、プロペラガードを装備した場合に限る)の基準を満たす必要があります。

※国土交通省DIPS申請画面より抜粋

DJI MAVIC AIR2SはC1の基準を満たしているので、「プロペラガードを装着して飛行させる」にチェックを入れてください。プロペラガードを装着した写真を添付する必要はありません。

人口集中地区・DID地区や人又は物件から30m以内での飛行時には、必ずプロペラガードを装着して飛行させてください。
また、補助者(最低1名)の配置もお忘れなく。

EまたはE1

飛行理由を「⑤目視外飛行」とした場合、E(目視外飛行(補助者有り)のための基準)、または、E1(Eと同じ。ただし、別途装備した場合に限る)の基準を満たす必要があります。 

DJI MAVIC AIR2Sは、EまたはE1の基準を満たしていないので、以下の3つの追加基準の入力が必要になります。

自動操縦システムを装備し、機体に設置されたカメラ等により機体の外の様子を監視できること。


※国土交通省DIPS申請画面より抜粋

DJI MAVIC AIR2Sは、メーカー指定の自動操縦システムを搭載していないので、「機体に設置されたカメラ等により機体の外の様子を監視できる」にチェックを入れ、機体にカメラ等が設置され、カメラから映像がプロポやPC上に表示されていることを確認できる写真を添付してください。機体にカメラが設置されている写真とプロポ画面にカメラからの映像が映っている写真が必要ですので、それぞれ撮影する場合は、2枚の写真を1枚に合成してください


※写真は、DJI AIR2S機体本体(左)と送信機(右)、自動操縦システム・アプリは,DJI FLY

飛行時には、必ず適切に補助者を配置して飛行させてください。

メーカー指定の自動操縦システムが搭載されているかどうかは、の下部欄外をご覧ください。
 地上において、無人航空機の位置及び異常の有無を把握できること(不具合発生時に不時着した場合を含む)

※国土交通省DIPS申請画面より抜粋

「プロポの画面において機体の位置及び異常の有無等を把握できる」にチェックを入れ、機体の位置や異常の有無などがプロポ画面やPC上に表示されることを確認できる写真を添付してください。


不具合発生時に危機回避機能(フェールセーフ機能)が正常に作動すること。
※写真は、DJI AIR2S機体本体と送信機、自動操縦システム・アプリは,DJI FLY


※国土交通省DIPS申請画面より抜粋

「電波遮断時にはフェールセーフ機能(自動帰還機能、電波が復帰するまで空中で位置を維持する機能等)が作動することを確認している」にチェックを入れてください。

DJI MAVIC AIR2Sは、リターントゥホーム(RTH)という機能が搭載されていることが確認されているので、危機回避機能(フェールセーフ機能)が確認できる資料を添付する必要はありません。

●以上が、DJI MAVIC AIR2Sの追加基準です。

 

※資料や写真の添付及びチェックする項目に誤りなどがある場合、画面を終了する事が出来ません。
その際ページの上段に赤文字で訂正テキストが表示されます。


メーカー指定の自動操縦システム アプリ